


広さを感じられる空間は欲しかったので、吹き抜けのリビングにしてもらいました。その一方で、自分が納得できるものを建てたいと、間取りからインテリアまでをプロデュースしました。お日様の光が1日中取り込めるようにと、トップライトの窓の位置の工夫はもちろん、玄関の位置を中央に配置したり、吹き抜けのリビング上に取り付けられた窓なんかを採用しました。
間取りに関しても、妻の意向である、吹き抜けリビングを中心に、家の随所に収納が設置されていて、使い勝手抜群でスッキリしました。ワンルームの居間・食堂続きで半独立空間になっている台所とそれに隣接した寝室部屋はフレキシブルな設計だと思います。
1階の続間の和室は、和室の引戸を開けると子供の遊び場にも使えます。
2階には憩いの空間である、書斎を設けた空間としました。個人的には住人のライフスタイルを選ばず、誰もが素敵に暮せる現代感覚の和風住宅が好きでやっているうちに面白くなってきてこうなりました。
切妻屋根の外観も民家の温もりを今に感じることができればという思いをこめました。
今まで専門的な勉強をしたことはないんですが、自分の家だからこそ真剣に相談もしましたし、考えてしまいました。

施主様の力の発揮どころは、完成したお宅の随所にも見られます。
本格的な和の住宅ではありますが、あくまで民家風にこだわって施工しました。ひとつひとつに日本家屋本来のなつかしさや楽しさを取り入れました。
他の特徴として、リビングの中央に暖炉を贅沢に配置しているので実用面でも十分に性能を発揮できます。
建材は無垢材の使用にこだわり、当社も見たことが無いくらいの珍しいものですが、製材所を探して特注同様で実現しました。
また、マイホームの建築に動き出される依然からシックハウス症候群の予防措置を勉強なさっていたそうです。 将来の問題を事前に察知する先見の明があったといえましょう。
新世代の在来工法がもたらした、高気密・高断熱の効果を思った以上に実感なさっているようすです。
そのためか、家中の温度差がほとんどなく、暖かいことは、同居のご両親にとっても安心できる快適な空間のようです。
暖炉の暖かさで暖房費が抑えられるなんて、贅沢の賜物ではないでしょうか。
地盤調査結果 | 良好 | 基礎方式 | ベタ基礎 |
軸組方式 | 在来軸組工法 | 断熱気密方式 | 板倉工法 |
建築面積 | 62.6(坪) | 1階床面積 | 60.4(坪) |
2階床面積 | 32.0(坪) | 吹抜面積 | 0.5(坪) |
述床面積 | 92.9(坪) | ||
その他 | ダッチウエスト 巻ストーブ 断熱サッシ |
