青森県八戸市の新築・リフォーム、通気断熱WB工法のワクワクするような家づくり!

八戸の住宅施工 進化した在来工法 WBの家 一勝家口建築

     




私たちの住む東北地方は冬の寒さが厳しく、住宅は高気密高断熱が理想であるといわれてきました。実際には10年近く前から、シックハウス症状や家のカビなどの問題も確認されていましたが、理想である高気密高断熱は需要も高く、シックハウス症候群といった副作用は、現代病であって解決の出来ない問題だと思っていました。

数年前に、ある新築住宅の工事を受注しました。

ご家族と打ち合わせをする際、施主の奥さんがシックハウス症候群に近い症状を患っていることを知りました。私たちは目の前で実際にシックハウスの症状に悩まされている方に会い、お話を聞いていくことで、今まで諦めかけていた問題を解決する必要があることを痛感しました。

そして、この問題を解決するための方法を模索しました。

まず考えたのは、ビニールクロスや工場生産される建材、住宅につかわれる断熱材を一切使用せずに施工することです。
つまり、天然素材である地場産材の徹底使用で、自然の木の吸排湿作用を最大限に利用させる方法でした。

しかし、コストが非常に高いという問題点がありました。実際にこの方法で作られた家で、健康に過ごされている施主様に、価格を度外視し、天然素材にこだわった木の住宅を提案することはあっても、たくさんのお客様に安心して健康に過ごせる家を提案するためには、非常に高くなる価格がネックとなり、会社として採用に至ることができませんでした。

そこで、使用する建材での解決する方法から、特殊な工法での解決ができないか、いろいろ情報を集めていました。
しかし、どの工法も、冬に暖かくて夏に涼しい、省エネになる、天井裏に換気機器を設置して人工的に空気をきれいにする、結露しない等のメリットを強調するものがほとんどでした。健康の観点を主に考えると自社としては納得できるものは見つけられませんでした。

そんな中、長野県にある株式会社ウッドビルドで発案された通気断熱WB工法に出会いました。


他社工法は機械換気を24時間常に実施することで、室内の汚染物質をろ過してきれいにする発想ですが、WB工法に関しては、そのような機械仕掛けではなく、自然の空気の流れによって汚染物質を屋外に排出させる考え方です。
機械に頼らずに空気の循環を行うことができれば、自然の木が持つ性能を最大限引き出すことができ、それが住む人の健康に繋がると思い、WB工法を採用しました。

WBで施工するときには、他の工法と違い(他の工法ではメーカーの部材を使い仕様書通りに施工しなければならない)、木工事専門の職人による加工造作が必要となります。はっきりと言ってしまえば、大工手間が多くかかることになり、繁雑な作業が常に必要とされる工法だと思います。
しかし当社は、工事を外注するのではなく自社職人による自社施工を行なってきましたので、他社には敬遠される小難しい施工のほうが得意です。ハウスメーカーにはできない細かな施工が自社施工なら可能となり、その技術力をWB工法へフィードバックさせることで、問題の解決をはかってきました。

真剣に問題に向き合う機会とそれを解決できるすばらしい工法に出会えたことが、私たちの大きな自信となりました。

トップページ | WB工法って? | 地場産材の使用 | 施工例の紹介 | リフォーム | 家造り一問一答 | スタッフ投稿ブログ

有限会社 一勝家口建築
 〒031-0813 青森県八戸市新井田字小久保尻16番地177
TEL:0178-34-2164  FAX:0178-34-2186